2017年12月26日
りんごの美味しさの訳は「香り」だった!
こんばんは。
まるつね果樹園の結城です。
今年のりんごの地方発送がひと段落してホッとしているところです。
常連様から「今年のりんごは特に美味しい!」という嬉しいお言葉や、りんごを贈られた方から「頂いて美味しかったので私も注文したい」という方も多く、私たちにとってとても嬉しいシーズンとなりました。
美味しいりんごを作るために、日々土や肥料(有機質肥料)にもこだわって育てていますが、
お客様の反響の一番の要因として考えられることはなんだったのでしょうか?
それは、
「蜜入り」が特に良かったからではないでしょうか。
まるつね果樹園では、もともとサンふじを「蜜入りふじりんご」という名でパンフレットに記載しています。
お客様に、最高に美味しい状態で召し上がって頂きたいということから、決して早もぎはせず、樹の上で完熟して蜜が入った果実を収穫してお届けしますというお約束でもあります。
今年は、いつもの蜜入りふじりんごよりも、もっと蜜入りが良くて美味しいと感じて下さったようです。
今年は、収穫する数日前からかなり気温も下がりました。
寒さが蜜入りを増長させてくれますので、自然の力にも感謝です。
収穫寸前の完熟果実
昨年、農業・食品産業技術総合研究機構から、「リンゴの蜜」に関するある調査結果が発表されました。
蜜入りと蜜なしりんご、どちらの方が甘いかご存知ですか?
「そりゃ蜜入りでしょ!」と思ってます? よね??
実は、農研機構によると蜜入りでも蜜無しでも、
「甘さにはほとんど差がない」
という結果だったのです。
蜜入りりんごは甘くておいしいと言われ人気があるのですが、蜜なしと比べ糖度は必ずしも高くなく、今までは、蜜入り果の人気を説明できなかったそうです。
同機構・研究センターの研究によると、蜜入りふじは独特の華やかな香りを放つことに気付き、蜜の部分には果物や花、甘い香りを出すエチルエステルとメチルエステル類という物質が多く含まれているとのこと。
蜜の有無で香気成分が大きく異なり、
つまり、
香気成分が、蜜入り果の好ましさを高める成分と結論づけたのでありました。
私たちは糖度ではなく風味によって蜜入りリンゴを甘くおいしく感じていたようです。
私たちのこだわりは、間違っていなかったんだ!ということが研究結果から知ることができました。
これからも、お客様に果物を通じて幸せなひと時を過ごしていただけるよう、精進してまいります!
2017年11月15日
「ラ・フランス」食べ頃の見極め方
現在、山形の名産品「ラ・フランス」が一番おいしい時期です!
ラ・フランスを召し上がって頂くにあたり、最も重要と言っても過言ではない『食べ頃の見極め方』をご紹介します!
◆「ラ・フランス」の食べ頃の見極め方
「ラ・フランス」特有の芳醇な香りの正体は、酢酸エステル類、アルコール類、アルデヒド類という物質で、これらは冷蔵庫から出庫後、少しずつじわりじわりと増加し、食べごろの4日間くらいの間が最も多くなります。
せっかくラ・フランスを召し上がって頂くのであれば、やはり最高の状態の時に召し上がって楽しんで頂きたいです! ぜひ以下を参考にして秋の味覚をお楽しみください!
※固いラ・フランスを追熟させる場合は、冷蔵庫に入れずに常温で柔らかくなるまで置いてください! 柔らかくなったラ・フランスは冷蔵庫に入れてOKです!
◆食べ頃のサインはこちら
①肩(軸の周りの盛り上がった部分)が柔らかくなりシワがよってきます。軸が少~しグラグラし始めます。
②果実を手で包み込むようにして持った場合、しっとりと手になじんできます。
③スッと包丁が入る位の柔らかさであれば最高の食べごろです!
さあ、召し上がれ!
◆食べ頃になってからの保管方法は?
ラ・フランスがたくさんある場合は、熟してからの傷みが心配ですよね。
その際、熟した果実は冷蔵庫に入れて保管してください。
1週間くらいは美味しい状態で保管することができますよ。
ぜひ、食べごろを見極めて旬の味覚を楽しんでくださいね!
2017年9月23日
アイランドシャングリラホテル・なだ万様
さきほど、香港のなだ万様におさめるため、ピオーネの梱包・発送作業を終えました。
今週は3房。無事、香港まで届くことを祈ります!
ピオーネは、来週から始まる『秋の農業女子フェアin香港』の一環で、特別メニューをなだ万様で
提供してくださることになり、そちらのメニューの中で使って頂くことになりました。
いったいピオーネは、どんな和食になり提供されるのでしょうか??興味深々!
追って、ご報告しますね!!
2017年9月19日
昨日は敬老の日でしたね
みなさんは、敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんに「ありがとう」を伝えましたか?
毎年敬老の日は、ぶどうの最盛期と重なるため、一番おいしい時期に敬老の日のぶどうギフトとしてお出ししています。
小さな農家だからできるサービスとして、送り主様からのメッセージをお付けしています。
送った方も、送られた方も、笑顔でハッピーな気持ちになって下さっていたら、私たちもこの上ない喜びです。
Happy respect for the Aged Day !!
2017年8月18日
川中島白桃の最後のお手入れ🍑
「川中島白桃」という品種は、デリケートで肌が荒れやすいので、果実が青く小さいうちに、二重の袋をかけます。
その後、果実が大きくなったところで、外側の遮光性のある厚い袋を取り除き、白い薄い袋だけ残します。
そうすると、次第におひさまの光を浴びてピンクに色づいてくるんです。
その際、葉っぱが果実にかかり影になると色がつかないので、ちょっとだけ葉っぱを取り除く作業をしています。あとは、ピンクに色づきお尻がふっくらして来たら収穫です!
今年は、例年より1週間ほど収穫が遅れる予測なので、8月27日の週あたりが発送のピークになるかと思います。
畑では癒しのひと時に遭遇することがあります。
川中島白桃の樹に、ヒヨドリの巣が出来ていました。(上の写真中央)
昨日、親鳥と一緒に飛ぶ練習をしていたヒヨドリの赤ちゃん達は、今朝すでに巣立っていました(^^)
2017年6月17日
紅さやか(さくらんぼ)が食べごろです🍒
紅さやかが完熟して美味しくなりました!この品種は、親が「佐藤錦」と「セネカ」。
果樹には、1本でも実がなる品種と、受粉をしなければ実がならない(もしくは実がなりにくい)品種がありますが、さくらんぼは1種類だけでは実がならないので、受粉樹が必要です。当園では、佐藤錦の受粉樹として、この紅さやかをたくさん植えています。
紅さやかの特徴は、早生種の中では比較的粒が大きく、果皮は朱紅色だが熟度が進むと紫黒色となっています。まさに今!完熟の状態です。酸味は「佐藤錦」と比較すると多いですが、甘みと酸味がありあいまって、とても美味しいです。
アメリカンチェリーとも似ているので、タルトやパイ、ジャムなど加工にとても向いています。そのため、菓子製造業の方からの引き合いも多い品種です。
ただ、、、
今年は特にまるつね果樹園では人手不足でして、
紅さやかを収穫したりパックしたりする余裕がほとんどありません。
とてももったいないことですが、こんなに艶々できれいな紅さやかを収穫できず捨てなければいけないかもしれない…という状況にあります。
もし、さくらんぼ収穫をしてくださる方がいましたら大歓迎です。
さくらんぼたくさん差し上げます!ご興味のある方がいたらぜひご連絡ください。